北海道釧路から見た海

旬の美味しい花咲ガニを求め、北海道釧路まで来ちゃいました
(^^;)

 花咲ガニはカニ通が好む味で、一度味わうとやみつきになると言われています。そもそも名前に「カニ」と付きますが分類はヤドカリの仲間です。タラバガニ科に属しているものの、味はタラバガニのダイナミックな味や食べごたえとは違い、非常に濃厚な味わいで美味しいです。カニが大好きな俺としては、たまりません。旬の時期には美味しい花咲ガニが食べたい!

 旬の花咲ガニを求め、釧路まで来ちゃいました。花咲ガニの主な産地は、道東の釧路の東側から納沙布岬にかけてと、オホーツク海の根室半島の北側です。花咲ガニが「幻のカニ」と呼ばれる所以は、漁獲量が以前の20分の1程度しかなく、地元での流通量も極端に少なくなったためと言われています。それにしても、釧路までのドライブは遠かったです。

 花咲ガニの漁期は4月~9月の間で、産卵期が6~7月頃ですカニは秋から冬にかけてが旬のイメージでありますが、花咲ガニは「夏ガニ」と呼ぶ事もあるんだそうです。「釧路に夏はない」という人もいるくらい気温が低くて海が冷たいから、夏でも旬なのでしょうか?今は漁期の最中ですから、旬な花咲ガニに会えそうです。

旬のタラバガニに旬の花咲ガニ!美味しそうです

 釧路市内にある、大手カニ卸問屋さんにやって来ました。こちらでは、常時活カニ(生きたカニ)の備蓄が40トン以上あり年間1,200トンもの取り扱いがあるそうです。もちろん店舗での小売もしていて、海岸線の見える国道沿いで営業しています。駐車場も広めで、バスも停められそうです。本州ナンバーの車も来ていました。

北海道釧路のカニ問屋の水槽にいたタラバガニ

 平日ということもあり、店内は空いていて中に進むと大きな水槽がありました。いました~!たくさんの蟹、かに、カニ。大き目のカニは「タラバガニ」ですそして仕切りで分けられた隣には、少し小さめの「花咲ガニ」も動きまわっています。毛ガニは少なく、やはり今が旬の時期のカニ、タラバガニと花咲ガニがメインのようです。

 生きているカニをこんなにそばで見るのは初めてかも。凄いですね~。全部でここには100匹ぐらいいると思いますが、別棟の水槽にはまだ何千匹もいるそうです。ここはカニの問屋さんなので地元のお客さんに加えて、全国からの注文も多いそうです。生きたまま(活カニ)で送っても良し、ゆでてから送っても良し、お好みで対応してくれるそうです。

花咲ガニといえば根室で食べた「鉄砲汁」に「花咲丼」がおすすめ

 旬の花咲ガニを2杯買い、1杯はゆでガニ、もう1杯は花咲ガニをブツ切りにして豪快に入れた鉄砲汁をいただきました。ダシがよく出て、体にしみわたるほど美味しかったです。そういえば、以前根室で食べた鉄砲汁も、最高に美味しかったのが思い出されます。毎年9月開催の根室かに祭りは、山と積まれた旬の花咲ガニが安く買えるし、そこで振舞われる鉄砲汁も大人気なんです。

 カニ身を卵でとじて、カニ丼にするのも大好物。この「花咲丼」も最高においしいんですよ。子供たちにボリュームあるカニを食べさせてあげたい時には、おすすめです。お腹もいっぱいになるし、満足度100%。濃厚な味の旬の花咲ガニなら、どんな風に食べても最高です。こんなに美味しいカニ料理だったら家族みんなが大喜びすること間違いありませんね。