カニ通販でカニを注文する時は、お店の評判や口コミを調べることはとても大事です。その他にも、カニ通販のカニがどの地域で獲れたのか?いつ獲れたのか?ということがわかると、通販でカニを選ぶポイントになり、より失敗なくカニを取り寄せられます。
よく知られているカニは、タラバガニ・ズワイガニ・毛ガニのいわゆる三大蟹です。それぞれの漁獲量1位を誇る地域はどこなのか、ご存じですか?北海道をイメージした方も多いでしょう。北海道ももちろん、三大蟹の中に漁獲量日本一のカニがあります。ここでは、三大蟹の漁獲量ナンバー1地域をご紹介しますね。
【毛ガニの漁獲量日本一は北海道】時期ごとに漁場を変え一年中獲れる
まずは毛ガニですが、漁獲量が多いのは北海道です。毛ガニはズワイガニのように決まった解禁日はありません。北海道の各地域で漁獲期が異なり、年間を通して水揚げされています。北海道の中で、カニが獲れる場所は大きく分けて4つあります。オホーツク、道東、日高、噴火湾です。
冬にカニが多く獲れるのは、日高です。11月から3月頃までが日高の漁獲期間であることから、北海道の冬の毛ガニと言えば日高産のものが多いです。
北海道の中でも、オホーツク海で獲れる毛ガニは美味しくて有名です。オホーツク海では、春頃が毛ガニの獲れる時期になります。流氷下の冷たい海にいる毛ガニは、良質のプランクトンを食べて育つので身のしまりが良く、甘くて美味しいのです。
その他、7月~8月は北海道南部の内浦湾(噴火湾)、9月~10月は道東の釧路・根室、11月~2月は十勝沿岸と日高沖で獲れます。毛ガニは時期をずらして、北海道内の異なる海域で獲れます。そのため、新鮮で美味しい毛ガニが一年中楽しめます。
毛ガニは一年中漁獲できますが、漁獲時期によって毛ガニの獲れる地域が違います。中でも、春(3~8月)に獲れるオーホツク海産の毛ガニが美味しい!
【タラバガニは輸入が9割】北海道稚内産は希少でロシア産より割高
タラバガニの生息地はオホーツク海やベーキング海ですので、ほとんどがロシア産やカナダ産になり、輸入が全体の9割を占めています。特にロシア産のタラバガニは一年中獲ることができるため、日本国内で流通しているタラバガニの多くはロシア産です。
オホーツク海で日本の船が漁獲したタラバガニは日本産になりますので、ロシアやカナダに比べて漁獲量は少ないですが北海道でもタラバガニが獲れます。なので、タラバガニの漁獲量日本一は北海道です。
中でも、たくさんのカニ漁獲量を誇る北海道稚内産のタラバガニはとても希少で、価格もロシア産やカナダ産に比べると割高です。2kgのタラバガニ姿の相場は、2万円前後もします。
タラバガニの国内での漁獲時期は春と秋の年に2回
タラバガニの旬は冬だと思っていませんか?寒くなり始めた頃にカニを食べることが多いため、11月~12月が旬だと思っている方もいらっしゃいますね。実は、タラバガニには解禁日がありません。漁期は年に2回あり、北海道では1月~5月の春と9月~10月の秋になります。
春は特にタラバガニの水揚げ量が多く、しかもこの時期は産卵期を迎えるため、卵を抱えた甘くて美味しいメスのタラバカニが獲れます。日本で売られているタラバガニの9割は外国からの輸入品で占めらているため、国産のタラバガニはとても希少なんですよ。
【ズワイガニの漁獲量日本一】兵庫県の浜坂町や但馬。ズワイはブランド蟹も人気
甘みがあることで人気があるズワイガニは、産地によって呼び名が変わってきます。福井県産のズワイガニを越前ガニと呼び、山陰や日本海側で獲れるズワイガニを松葉ガニと呼んでいます。どちらも同じズワイガニですが、ブランド化されています。獲れる産地によってタグ分けをしており、共に知名度が高いカニです。
ズワイガニの漁獲量は、兵庫県の浜坂町や但馬が断トツ日本一です。次に鳥取の境港や網代も有名で、多くのズワイガニが獲れます。カニが漁獲される土地に出向いて、獲れたてのカニを食してみたいところです。
【ズワイガニの旬】海域や雄雌によって、解禁日と漁獲時期が異なる
カニ鍋にもよく使われるズワイガニの漁獲期は冬です。テレビや新聞で解禁日が話題になるので、耳にしますよね。ズワイガニの解禁日は、各海域で設けられています。北陸より北の海域では、雄雌ともに10月1日が解禁日となり、5月までの約7ヶ月間が漁獲時期になります。
また北陸より西の海域では、11月6日が解禁日になります。雄雌ともに同じ解禁日から漁が始まりますが、漁獲期間に違いがあるんですよ。雄は11月6日~3月下旬までの4ヵ月半、雌は11月6日~1月初旬の約2ヶ月間となっています。
解禁日が決まっているのはズワイガニだけですが、これはカニの乱獲を避けるために設けられています。産地によってズワイガニを「越前ガニ」「松葉ガニ」と別名で呼んでいますが、どちらとも11月6日が解禁日となります。
北海道のカニの美味しさは、流氷がもたらす自然の恵みと関係あり
北海道は毛ガニだけでなくタラバガニ、ズワイガニ、花咲ガニといったたくさんのカニが獲るので、北海道はカニの総水揚げ量が日本一なんです。
特に、日本海やオホーツク海で獲れるカニはとても人気が高いです。オホーツク海には、冬になると流氷が流れてくるのですが、水分だけが氷になるので、凍らない塩分を含む海水は濃度が高くなります。
塩分濃度の高い海水が下に沈んでオホーツク海全体をゆっくりとかき回すことで、海底に沈んでいた栄養分が海中に押し上げられます。オホーツク海は栄養分が豊富なので、カニの餌であるプランクトンも豊富です。北海道の冷たい海で育ったカニは良質なプランクトンを食べ身がギュッと締まり、肉質も歯ごたえも良いカニになるのです。
北海道で獲れる美味しいカニの種類
北海道ではオホーツク海で獲れたカニも水揚げされるので、美味しいカニがたくさんあります。漁獲されるカニの特徴を見てみましょう。
タラバガニ | 大きさ、肉質、味ともに人気NO.1。タラバガニはカニの王様といってもいいでしょう。タラバガニは重量感があり、脚1本だけでも満足できます。特にタラバガニのメスは『外子』『内子』という卵を持っていて、これが珍味なのです。プチプチとした外子としっとりとした内子はとても絶品です。 |
毛ガニ | 見た目は毛深いですが、カニ味噌が濃厚で、肉質は柔らかくて甘みのあるカニです。比較的手頃な値段で購入する事ができ、カニ味噌好きな方には毛ガニの味噌が一番人気ですね。毛ガニの甲羅に余ったカニ味噌と日本酒を入れて飲む、甲羅酒はこれまた絶品です。 |
ズワイガニ | ズワイガニは山陰地方では松葉ガニ、北陸地方では越前ガニと名前がついてブランド化されています。ズワイガニは、身は柔らかで味はしつこくなく、鍋やしゃぶしゃぶ、てんぷらやグラタンといった幅広いカニ料理で親しまれています。カニの中で一番多く食べられています。 |
花咲ガニ | 北海道でもあまり口にする事が出来ないカニです。鮮明な赤色と甲羅がとても硬いのが特徴で、旬は夏から秋です。身の食感はタラバガニと似ているところもありますが、味は花咲ガニの方が旨みが凝縮されています。花咲ガニは漁獲量が少なく「幻のカニ」とも呼ばれています。 |
通販のカニを取り寄せると、北海道で食べるカニと同じ美味しさが自宅で味わえる
カニには旬がそれぞれ違っていたり、おいしいカニが獲れる地域があります。旬の時期にカニの名産地、北海道や北陸、兵庫県を訪れ、水揚げされたばかりの新鮮なカニを食べるのが一番良いですよね。
しかし現地まで出向き、カニを食べることは実際には難しいものです。かと言って、スーパーなどの冷凍のカニはいつ漁獲されたものかわからず、どれくらいの期間冷凍されているのかわかりませんから、なかなか買う勇気は出ませんよね。カニは安いものではないので、失敗したくないですから。
そこで、カニ通販です。通販のカニは、プロが現地で獲れたてのカニを浜茹でし、急速冷凍しています。だから、現地で食べるカニと変わらないおいしさを、自宅で味わうことができます。北海道や北陸までカニを食べに行くのは難しくても、通販なら手軽に美味しいカニを取り寄せられますよ。
まとめ
・【三大蟹の漁獲量日本一の地域】毛ガニ、タラバガニは北海道、ズワイガニは兵庫県
・【カニの旬は冬だけではない】毛ガニは一年中、花咲ガニは夏~秋
・流氷が流れてくることでプランクトンが豊富な北海道では、美味しいカニが獲れる
・通販でカニを取り寄せれば、自宅で産地直送のカニを楽しめる