このページでは冷凍/冷蔵の最適管理に加え、再加熱(リヒート)のコツまでを1ページで確認できます。目的は“失敗しにくく”美味しさを保つことです。
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1. 冷凍保存と冷蔵保存の使い分け
基本は到着後すぐ冷凍、使う前日だけ冷蔵へ移行が原則。可食部(ポーション等)は温度変動で劣化しやすいため、開封後の「出し入れ」を減らします。
推奨フロー:
・受け取り直後に内容物を確認 → 漏れ/解凍進行がないかチェック
・その日の使用分のみ冷蔵(0〜4℃)へ。他は-18℃以下で冷凍保管
・前日夜に必要量だけ冷蔵へ移し、翌日に調理(正しい解凍方法参照)
2. 表示の読み方:賞味期限と消費期限
冷凍カニは多くが賞味期限(品質の目安)です。解凍後は日持ちが短くなるため、解凍当日〜翌日を目安に早めに消費。個別表記がない場合は各ショップの案内に従い、長期放置は避けます。
3. 再冷凍はできる?(基本NG、例外時のコツ)
再冷凍は原則非推奨です。やむを得ない場合は以下を厳守してください。
・時間短縮:室温放置を避け、扱う時間を最短化
・小分け:1回分ずつ薄く平らにして急速に再凍結
・密封:空気接触を減らすため二重包装/真空を推奨
・品質低下を自覚:食感・旨味の低下やドリップ増を前提に、加熱料理向きへ用途変更
4. 冷凍焼け・乾燥を防ぐ保存テクニック
・密封徹底:ラップ+フリーザーバッグの二重、可能なら真空パック
・急速冷凍:トレイで平置き→凍結後に立て保管で温度安定
・温度変動を抑える:開閉回数の少ない冷凍庫ゾーンに配置
・霜対策:開封後は乾拭き→すぐ再包装。氷衣は流水で落とさない(旨味流出)
5. 再加熱(リヒート)のコツ:パサつかせない
加熱しすぎはパサつき・旨味流出の主因。以下の低温短時間を意識します。
・蒸す:鍋底に湯を1〜2cm。沸騰後に弱火で2〜3分(殻付き)/1〜2分(ポーション)
・茹で直し:熱湯をくぐらせる程度(30〜60秒)。長時間はNG
・電子レンジ:軽く霧吹き→ふんわりラップ→短時間・弱で様子見(10〜20秒単位)
・焼き:表面だけ軽く香ばしく。内部まで再加熱しない
※生食可否は商品の表示に従ってください。生食不可を生で食べるのは危険です。
6. よくある失敗と回避策
・解凍しすぎ(室温放置) → 低温解凍の手順を厳守。表面結露はキッチンペーパーで軽く押さえる
・ドリップ過多 → 半解凍で成形/カット、急速調理で旨味流出を抑制
・冷凍焼け → 二重包装・真空・急速冷凍。長期保存は在庫を作らない
7. まとめ:ストック運用の最適化
小分け・密封・温度安定・短時間リヒートが品質維持の鍵。購入段階では、表示と保証が明確なショップを選ぶと失敗が減ります。商品別の“実数”(100g単価×可食部・送料込換算)は 商品別 価格×信頼 を参照してください。
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