本ズワイガニ

 

笑顔のミナコ

 私は、色々な種類のカニを食べてきましたが、甘みがあって繊細な味のズワイガニが好きです。ズワイガニは美味しくて、カニの旨みを味わえるカニなんです。

 ズワイガニは、タラバガニや毛ガニとともに三大蟹の一つとして、人気がありよく食べられているカニです。ズワイガニは国内でも獲れますが、ロシア、カナダ、アラスカ産といった輸入物のズワイガニも多く販売されています。国内産と輸入物のズワイガニは何か違いはあるのでしょうか?気になる値段についても調べてみました。

【ズワイガニの種類】「本ズワイガニ」は産地で呼び名が異なりブランド化されている

 ズワイガニには、主に「本ズワイガニ」「大ズワイガニ」「紅ズワイガニ」の3つの種類があります。

「本ズワイガニ」別名「オピリオ種」

 カナダ産のものもありますが、ほとんどが国内産です。ズワイガニは産地によってブランド化され、様々な呼び名で呼ばれています。オスのズワイガニを山陰地方では「松葉ガニ」、北陸地方では「越前ガニ」と呼びます。またメスの呼び名もセコガニ、コッペガニ、香箱ガニなど地域によってまちまちですが、全て同じ種類のズワイガニです。

「大ズワイガニ」別名「バルダイ種」

 輸入物に多く、主にロシア、カナダ、アラスカ産です。外見での見分け方は難しいですが、本ズワイガニの甲羅の形が縦長なのと比べ、大ズワイガニは全体的に一回り大きく甲羅の形が横長です。また、国内産のズワイガニの甲羅に良く見られる黒いブツブツ「カニビルの卵」も輸入物のズワイガニには付いていません。

「紅ズワイガニ」

 本ズワイガニの色より赤みが強いのが名前の由来です。本ズワイガニと比較すると、見た目が小さいです。もともと水分が多いので獲れたてはみずみずしいのですが、水分が抜けてしまうと身入りが少ないと感じられてしまいます。

 鮮度を維持するのが難しいため、本ズワイガニより低ランク品という扱いで値段も安く、カニ缶などの材料にも多く使われます。本ズワイガニは日本海側でしか獲れませんが、紅ズワイガニは日本海側でも太平洋側でも獲れます。

 国内産は「本ズワイガニ」、輸入物は「大ズワイガニ」と覚えておくといいですね。大ズワイガニの方が大振りですが、味が落ちる事はありません。ズワイガニならではの身の甘さはそのままで繊維も太く、タラバガニの食べ応えにも似た食感と満足感があります。

【国内産ズワイガニと輸入物のズワイガニ】値段の差にビックリ

 本ズワイガニの高級ブランドでは、「松葉ガニ」や「越前ガニ」が有名です。それぞれの産地が自主基準を設けて、ブランド価値を守っています。ブランドズワイガニは高品質の証に産地ごとにブランドタグを付けて取引されていて、値段も1キロ15,000円~20,000円越えの高級品です。

 それに比べ輸入品のズワイガニの値段は、1キロ3,000円~5,000円前後で販売されています。国内産のブランドズワイガニと比べると1万円以上安いです。

 ズワイガニを注文する際に、間違いのない品質が保証されているブランドズワイガニを選ぶか、値段の割安感とボリュームのある輸入物ズワイガニ、どちらを選ぶか迷うところです。贈答用には、品質重視のブランドズワイガニが安心です。自宅用には、値段とボリューム重視の輸入物ズワイガニでも十分、美味しいズワイガニを楽しめますよ。

まとめ

 茹でガニでも生カニでも、ボリュームよりも甘みを重視するならズワイガニがお勧めです。ブランドガニは獲れる時期も限られますし、通販で購入しやすいのは輸入物のズワイガニが多いです。

 カニしゃぶや鍋にするなら、脚をむき身にしてあるポーションタイプの商品が殻をむく手間がなく、食べやすいです。

 輸入物というと、不安に感じる方もいるかもしれません。でも、私も何度も食べていますが、充分美味しいですよ。値段も国内産に比べて安いので、よくカニを取り寄せる我が家には助かります。

 特にかに本舗のズワイは、値段も美味しさも満足できます。種類やサイズも豊富なので、一度ご確認ください。